機能

浮体式基礎構造物はタービンに浮力を与え、係留施設と連動してタービンの垂直性と動揺を許容範囲内に維持します。また、船舶からのアクセスや補助機器の収容といった二次的な機能も果たします。

費用*

1 GW の浮体式洋上風力発電所の場合、約 17 億ドルです。

サプライヤー

浮体式技術革新企業: BW Ideol、Principle Power、Saitec、Stiesdal、SBM Offshore

供給契約は、鋼材加工業者と直接結ぶことも、Aker Solutions、DEME、Jan de Nul などのEPCI (設計・調達・建設・据付) 請負業者を通じて結ぶこともできます。

アジア市場向け英国サプライヤー:

エンジニアリング コンサルタント: Kent
クレーンサプライヤー: Granada Cranes
基礎体サプライヤー: Marine Power Systems

日本のサプライヤー:

ジャパンマリンユナイテッド株式会社、カナデビア株式会社、三井 E&S、三井海洋開発、日鉄エンジニアリング、大成建設、戸田建設

韓国のサプライヤー:

DSME、HD 現代重工業、サムスン重工業、MASTEK Heavy Industries Co.、Wookyung Engineering and Construction Co.、HSG ソンドン造船

WindFloat Atlantic プロジェクトで使用されるセミサブ型基礎構造物 WindFloat Atlantic プロジェクトの写真 提供: Principle Power/Ocean Winds
WindFloat Atlantic プロジェクトで使用されるセミサブ型基礎構造物 WindFloat Atlantic プロジェクトの写真 提供: Principle Power/Ocean Winds

基本情報

浮体式基礎構造物には主に 4 つのタイプがあります:

  • セミサブ型
  • バージ
  • スパー型
  • TLP (テンション レッグ プラットフォーム) 型

セミスパー型とは、安定性を高めるために吊り下げられた重量を持つ半潜型を指す用語です。このガイドでは、セミサブ型のサブセットとして扱います。

本項では、現時点で最も開発が進んでいる 3 カラム式鋼鉄製のセミサブ型について説明します。

15 MW タービン用の典型的な鋼製セミサブ型は、バラストなしの重量が約 3,500 t、寸法が約 80 × 90 × 35 m です。

基礎構造物は、3 つの軸 (ヒーブ: 上下揺、スウェイ: 左右揺、サージ: 前後揺) に沿っての移動、3 つの軸 (ピッチ: 前後の傾き (縦揺)、ロール: 左右の傾き (横揺)、ヨー: 上から見たときに回転 (船首揺)) を中心とした回転をします。6 つの自由度全てからの加速度が風力タービンにかかる荷重に影響するため、(係留施設と組み合わせた) 基礎構造物が気象海象および風力タービンの荷重ケース範囲で、かかる加速度を許容範囲内に制御することが重要です。

風力タービンと基礎構造物の種類が選択されると、基礎構造物、係留施設、風力タービンとその制御アルゴリズムを共同で最適化するプロセスが実行されます。共同最適化は複雑なプロセスであり、数か月を要しますが、経験を積むにつれて短縮されることが期待されます。

石油・ガス市場で実績のある設計に基づきますが、浮体式洋上風力タービンにかかる様々な荷重と要件に対応し、連続製造、設置、サポート業務を最適化するために、大幅な開発を要しました。

多様な製造要件と、これほどの大型構造物を大量生産する際の物流上の課題があるため、複数の異なる場所またはサプライヤーからの供給が必要になる可能性があります。最終的な浮体式基礎構造物の組み立ては風力発電所建設港で行われます。

浮体式基礎構造物、特にコンクリート設計における高い労働力への需要は、地域への経済効果をもたらす魅力的な機会となる可能性があります。

浮体式洋上風力発電所ガイド